※掲載している画像は全てCorona Rosarumが撮影した写真です、無断使用を禁じます

10/01/2014

ルイス・キャロルとアリスを巡る英国の旅

2015年、「不思議の国のアリス」は出版150周年を迎えます
millennium yearはいつもとは違う視点で物語を楽しんでみませんか?

関西を中心にアリスイベントの企画をしております
Corona Rosarumがお届けする、とっておきの英国旅
今まで旅した中で「この曜日、この場所」
と言うおススメのタイミングを元に計画しました

またこの度、日本ルイス・キャロル協会、吉本様のご協力を経て
英ルイス・キャロル協会会員さまにより
2日目、Croft-on-tees , Richmond , Ripon
それぞれ現地在住の方によるご案内を頂ける事となりました
(※通訳ガイドが同行してございます)
改めて感謝申し上げます


各ページにて詳細をご紹介しております
タイトルをクリックしてご覧下さい
※昇降順の入れ替え方法が判らなかった為、日付を遡る様に進んでおります



The first Alice】 ご挨拶

We'll try to walk, As Carroll.】 ドジソン先生がルイス・キャロルになるまで

We'll try to walk, As Carroll. -Plan.0-】 旅のご案内,お問合せ

We'll try to walk, As Carroll. -Plan.1-】 各日程の詳細

We'll try to walk, As Carroll. -Chapter1-】 Daresbury その1

We'll try to walk, As Carroll. -Chapter2-】 Daresbury その2

We'll try to walk, As Carroll. -Chapter3-】 Chester,Warrington

We'll try to walk, As Carroll. -Chapter4-】 Croft,Richmond,Ripn,Rugby

We'll try to walk, As Carroll. -Chapter5-】 Oxford その1

We'll try to wark, As Carroll. -Chapter6-】 Oxford その2

We'll try to walk, As Carroll. -Chapter7-】 Guildford その1

We'll try to walk, As Carroll. -Chapter8-】 Guildford その2

We'll try to walk, As Carroll. -Chapter9-】 Guildford その3

We'll try to walk, As Carroll. -Plan2-】 LONDONの美術館

We'll try to walk, As Carroll. -Plan3-】 LONDONの古本屋

The discovery of Wonderland in UK】 LONDONで発見


※日通旅行さまサイト掲載ページは此方

 電話:03-5809-9662 (平日9:00-18:00 土・日・祝は休み)
 メール:tsu-kubota@nittsu.co.jp 担当:窪田/森尾

※掲載写真の撮影時期は2010年~となる為、場所によって多少変わっている可能性がございます



Oxford/2011

9/30/2014

The first Alice.


何にでも初めてがある様に
Corona Rosarumの二人にも、アリスと初めての出会い


Asukaのアリスとの出会いはディズニー
一つの物語としての出会いは
小学校の読書感想文で読んだ新潮文庫、挿絵は金子國義さん

高校に上がって好きな文学や興味の幅も広がり、色々な時代背景や
繋がりが面白いとはまった


Hiroは小学校の時、親戚の家から回ってきた本の中の一冊
その挿絵は緒方直さん
ディズニーのアリスはその時まだちゃんと見た事が無かった
(家にあったトランプのジョーカーは時計を持ったうさぎだったけれど)

学校の図書室で見たアリスの挿絵がテニエルだった
同じ物語なのに訳者も違って絵も違う
それが惹かれたきっかけ




皆さんのはじめてのアリスは?





色々なアリスを見ていると
物語の作者、ルイス・キャロルが暮らした国について知りたくなった
育った地についても

キャロルが旅をしたのはロシア
人生の大半をイギリスで過ごしている




二人が出会った翌年の夏にひょんな事から
Corona Rosarumとしてイベントを企画
(イベントのサイトはこちら

このイベントは今年の秋で2周年
出会いを通して感じる事も、考える事も、知る事も沢山ありました


それぞれが英国でルイス・キャロル縁の地へ足を運んでいたものの
2014年4月、改めて二人で英国へ




個人旅行でルイス・キャロル縁の地に行きたいけれど
レンタカーを借りて移動するのは中々難しい


実際、この春2人でLewis CarrollのBirth Placeへ訪れた際など
本当に大変だった
(思い出せば笑える良い体験なのだけど)


Hiroは旅程を組むのが好きなので、それをいつか活かしたい
と思っていた

2人が出会ったから出来た事
活動3年目の新しい企画
とてもとてもスペシャルです


機会を頂けた事に、色々な形で沢山の方に応援頂けた事に
沢山のご縁に感謝です
その3年目のスペシャル企画の告知を此方でご案内します
お付き合い頂ければ幸いです




The first Alice of us.





Corona Rosarum 2014 秋 


9/29/2014

We'll try to walk, As Carroll.

まずはドジソン先生がルイス・キャロルになる前から。。。


1832年
チェシャー州ダーズベリー
姉2人、妹5人、弟3人、11人兄弟の3番目、長男として誕生



1843年(11歳)
父の転任でヨークシャー州クロフトへ


1843年(12歳)
リッチモンド・グラマー・スクールに入学
この頃既にゲームを考案したり、挿絵入りの家庭回覧誌を書く


1846年(14歳)
パブリック・スクール、ラグビー校に入学
この男子校の寮生活はあまり楽しいものでは無かった様で
勉学に励む長い長い3年間


1851年(19歳)
1月24日
オックスフォード大学クライスト・チャーチ学寮に入る

1854年(22歳)
卒業、特別研究生となり数学講師を兼ねる(翌年講師職に就任)

1855年(23歳)
ヘンリー・ジョージ・リデルがクライスト・チャーチ学寮長に就任
アリス・リデルは3歳


1862年(30歳)
7月4日、アイシス川(テムズ川)を上流へ
3姉妹とのボート遊びの折、即興で語った物語がのちの「不思議の国のアリス」


1865年(33歳)
マクミラン社から「不思議の国のアリス」出版


各地に物語の片鱗が見え隠れ
成長と共に過ごした街を巡る英国の旅が始まります

9/28/2014

We'll try to walk, As Carroll. [Plan.0]

この度、念願かなって
「ルイス・キャロルとアリスを巡る英国の旅」
日通旅行にて企画させて頂く事が出来ました


「不思議の国のアリス」出版150周年の2015年は
物語をまた違う角度から楽しむ事が出来る旅をしてみませんか?
各日程の詳細は此方をご覧下さい



◆旅行期間:2015年3月17日(火)~3月23日(月)
◆発着:関西国際空港
 ※成田、他空港のアレンジも可能です
   使用空港により掲載価格より増減がございますので、担当までお問い合わせ下さい
 ※現地ツアーのみの参加もお申込み頂けます
   マンチェスター空港・又はホテルにて合流、ロンドンホテル又はヒースロー空港解散
 
 ※行程はCorona Rosarumの二人も同行しております
   関空より出発のお客様とは共に渡英予定となっております

◇すべてのお問い合わせ先:日通旅行

 電話:03-5809-9662 (平日9:00-18:00 土・日・祝は休み)
 メール:tsu-kubota@nittsu.co.jp 担当:窪田/森尾


旅行規約、詳細に関しましては画像をクリックしてご確認下さい






日本ルイス・キャロル協会様に企画監修頂きました、有難うございます

9/27/2014

We'll try to walk, As Carroll. [Plan.1]

◇旅のご案内◇

各地名はGoogleMapへリンクしております
まずは地図上で空想の旅をお楽しみ下さい


3/17(火) 1日目

ヨーロッパ経由便にて当日夕方マンチェスター空港
(関西国際空港発の皆さまとはCorona Rosarumの2人が一緒に渡英致します)

空港からは貸切バスでManchester
Macdonald Manchester Hotel & Spaに泊まります
チェックイン後、ご希望の皆さまと共に
アリスの世界をイメージしてデザインされたRichmond Tea Rooms
軽食は勿論、お酒も楽しんで頂けます
(ホテルより徒歩約10分)

解散は自由ですので、好きなタイミングでお会計
ホテル近くのピカデリー駅にはスーパーSainsburysがありますので
ちょっとしたお買い物も出来ます

早目にホテルでゆっくりと空路の疲れを取るのも


3/18(水) 2日目

朝からWarringtonの街へ、石像のティーパーティーに参加しちゃいましょう!
Daresburyへバスで15分程、All Saints' Church Daresbury、ルイス・キャロルセンターを見学
11:00から教会でお話を伺います(ガイドさんの通訳がございます)

近くにはキャロルが通った学校、チェシャ猫がいる納屋の壁
店内がアリスで彩られたRing O' Bellsにて昼食を
(和訳のメニューをお配りします)
お話を伺ってからは集合まで自由に過ごして頂けます

再びバスで移動
Birth Place、キャロルの生家跡へ
基礎が残る生家跡、井戸をのぞくと・・・

近くのハーフティンバー様式が素敵なChesterの街
そこにはMad Hatter Tea Roomsが!
夕方まで自由時間ですので街中を思い思いにお楽しみ下さい
(ホテルの到着が夜になりますので、早目の夕食もおススメです)

バスで約2時間半
Holiday Inn Darlington - A1 Scotch Cornerに泊まります



3/19(木) 3日目 (現地ガイドさんによる通訳がございます)

ホテルからCroft-on-teesへはバスで約15分
9:00からSt Peter's Churchをご案内頂きます


現地在住の英ルイス・キャロル協会会員様より
Croft-on-tees , Richmond , Ripon
の各地でご案内を頂き、お話を伺います
(※一部変更になる場合がございます)



関連書籍で目にしても、中々町並みなどの写真は出てこない
Richmondへ向かいます
到着後は街を自由に散策

Ripon
公園には木をそのまま活かしてアリス達が登場!?
不思議な作品をご覧頂けます
お昼ご飯を済ませてリポン大聖堂へ
グリフォンを探しましょう


Rugby
3年間送った学生生活は楽しいものでは無かった様で
此方も当時の街の写真などあまり見る機会がありません
ちょっぴり自分たちの目で覗いてみましょう

バスでロンドンはハマースミス駅近くのホテルNovotel London Westに向かいます
ロンドンでは此方に3連泊致します


☆ロンドンへ向かうバス車内にて、Oxford/Guildfordの参加ご希望最終確認をさせて頂きます


3/20(金) 4日目 ◇参加自由◇Oxford◇

朝からご希望の皆さまと電車に乗ってOxford

※参加ご希望の方には切符を手配致します
  前日の夜に発券致しますのでお部屋までお届け致します
※出発・到着時刻は同じ電車ですので朝自由にロンドンを散歩して
  Oxford駅集合も可能です(前日に希望集合場所を伺います)

 
街ではサプライズなお出迎えが待っています
お昼までは色々と街中をご案内
午後は自由時間を挟んでOxford駅前に集合

※帰路の電車は自由に乗車頂ける切符です
  午後から全て別行動も選択出来ます

糖蜜の井戸のモデルがある教会と物語が語られたテムズ川上流へ
(お昼解散前に参加の有無を確認致します)

Oxford駅、又はロンドンはPaddington駅で解散
(Oxford-Paddingtonは約1時間です)

金曜日はロンドンの美術館が22時近くまで楽しめます
ぜひ美術館にも足を運んでみて下さい


3/21(土) 5日目 ◇参加自由/午後◇Guildford◇


午前中のおススメは蚤の市に古書店!
ロンドンの古書店は地図をお渡し致します
宝探しに出かけましょう

午後からご希望の皆さまとGuildford
※切符・集合に関しては前日同様です

小さな街ですので地図をお渡しして各自で散策
ご希望の方とは一緒に街を回ります
お茶会をご希望の方は集合場所と時間をお伝えします


またこの日ロンドンでは英国ルイス・キャロル協会の大会が開催されます

夕方ロンドンでおススメのレストランでご希望の皆さまとお食事を予定しております


3/22(日) 6日目

チェックアウト後、バスでヒースロー空港へ
関西国際空港以外をご利用の皆さまとは此方で解散となります

翌3/23(月)日本国内空港着


航空券を含まない現地ツアーのみの参加の場合
チェックアウト時、ロンドン又はヒースロー空港解散
をお選び頂けます


◇ご不明な点、ご質問がございましたら

旅行航空券等に関しましては、日通旅行 03-5809-9662(担当/窪田)
3/20・21のフリープランに関しましてはCorona Rosarumまで
ご連絡下さい


9/26/2014

We'll try to walk, As Carroll. [Chapter1]


ここからは今まで巡ったルイス・キャロルとアリス縁の地を
ブログ形式でご紹介致します

また3月の「ルイス・キャロルとアリスを巡る英国の旅」
のご案内も合わせてご紹介しております



ChesterまたはWarringtonからバスで15~20分
Daresburyに到着

バス停のすぐ後ろにAll Saints' Church Daresburyはありました





判りやすい案内板がバス停のすぐそばにあります

教会に入ると日本語の歓迎文がお出迎え
日本から訪れる人は多いのかもしれませんね




教会内にはルイス・キャロルメモリアルウィンドゥ
ステンドグラスに色々なキャラクターが!




すぐ横にはこんなタペストリーも




小さな教会の中は沢山の不思議の国の顔ぶれで溢れていました




2012年5月に教会の横にルイス・キャロルセンターが完成
訪れた2014年4月は水仙の美しい季節でした

教会の中からも繋がっています




中にはキャロルからの手紙の様に
お出迎えのメッセージが・・・



9/25/2014

We'll try to walk, As Carroll. [Chapter2]

All Saints' Church Daresburyから歩いて約3分ほど 
とても近くにキャロルの通った学校がありました 
 (日本で言うと小学校ですね)


見上げるとこんな可愛い風見鶏が!!!
































校舎の壁には児童の描いた不思議の国の登場人物
此方は教会でグッズの絵にもなっていました





小学校を右手に見ながら斜め左に誘いが・・・


 


お昼前なのでChesterで買ったジャムタルトを片手に早速向かう事に


英国には『Public Footpath』というシステムがあり
「歩く事を楽しむための道」として
川や丘だけでなく、農場などの所有地を通る事もある

Carroll Walkもその一つで
この矢印の示す先は農場、牧草地が広がっている





この矢印を下の丸い「Lewis Carroll Walk」が目印である
教会で50pで手に入れた地図によると生家跡までは徒歩約50分





学生時代は天王寺から梅田、約7kmを歩いたりした
舗装された道ではあったけれど大体1時間半程

たまにはこんな道を行くのは気持ちいいなぁ~
なんてワクワク散歩気分で歩き始めたが

生家跡に到着した頃にはたっぷり2時間は経っていた





生家跡へ続く小道、案内板がお出迎え





この段階で二人は「地図の嘘つき~」
などと言いながら(この距離をまた戻るのか・・・)
と心の端では判っていた

※別に地図は嘘をついていないのです
  目印を失わず、足元の良い季節であれば




因みに1832年1月27日にキャロルは生まれた
きっとこの辺りは一面雪の季節

生家跡も教会と同じ黄色い水仙が咲き乱れて
とても美しかった
改めて写真を見ると、良い時期に訪れたのかもしれない




生家は焼失しているので基礎部分の様な石の囲いだけがあり
「この部分はきっと暖炉だね」
など間取りも色々想像して楽しめた


1990年に発掘され基礎の様な感じで石の枠が組まれている
そこから見る一室の床面積もそう広くはなかった
本当にここで13人も暮らしていたのだろうか・・・
と思わずにはいられないほど

建物は焼失したとはいえ、残された井戸はこんな素敵になっていた






石碑も建てられている
100年前、車が通れば大騒ぎだったというこの地を改めて想像してみた





すぐ近くにナショナルトラストの管理するミレニアム・ウッドに立ち寄って帰路についた

牛の鳴き声が聞こえ、恐らく牧羊犬に吼えられ
生まれて初めて「ヒッチハイクしたい」とトラクター相手に思いながら

きっとこの地は100年前とそう変わり無いのではないだろうか
と感じた

帰路で迷子になり(矢印が急に無くなってしまった)
有刺鉄線を乗り越え
数日前の雨で濁流が発生している牧草地を歩き歩き歩き
完全に民家のお庭であろう道を抜けて舗装された道へ


再び目印を見つけ
や~っと小学校前に帰る事が出来た





バス停と教会の向かいにあるRing O' Bellsが左手に見えた時には
すっかり夕方


ながいながい尾はなし
ならぬ、ながいながいお散歩であった


9/24/2014

We'll try to walk, As Carroll. [Chapter3]


Chapter 1, 2でご紹介したDaresburyは
イングランド北西部に位置するCheshire州の中にある小さな村
Cheshireと言えば、御存じCheshire Cat(チェシャネコ)の名前にもなっています

チェシャー州はチーズの産地として有名で
チーズをかじるネズミ除けの看板として猫の絵を描いた看板がたくさん使われていたんだとか!
そこからチェシャネコが生まれたのではないか、という逸話があります

さて、そんなCheshir州の州都はChester
Walesとの境にあり、城郭都市としても有名で
古い街並みがそのまま残されています


 



























こちらは、街の中心にある聖堂
























全体の写真は取れなかったのですが
広くてとてもきれいな場所でした

中庭にはリスがあちこちに!























てくてく街を歩いていくと、 Bridge St沿いにMad Hattersというティールームが!
残念ながら私たちが訪れたのは開店前で
ここでお茶を楽しむことはできなかったのですが
外装からしてとってもキュート!































どんな素敵なお茶をいただくことができたのか
皆さんと訪れる3月に楽しみを取っている気分です































オープン間近の時間帯でしたので
既に看板は出ていて、中には焼き菓子も見えました
(Opening hour 9:30-17:00)






























今回の旅の中では、Chesterは自由時間となっています

街中を自由に散策するも
ちょっと早くパブに飛び込むも
名産品のチーズを買いに行くのも良いかもしれません



さて、Chesterから電車で20分ほど移動すると
Cheshire州内で人口が最大の都市と言われているWarrington

Warringtonの駅前から約10分のショッピングモールの中庭に
アリスのTea Partyシーンの石像があります

























結構大きくて、アリスの大きさで成人女性くらいあります
ハッターの隣に並ぶと自分が小さくなったような気持に・・・

手前に見えている石のベンチが奥側にもあって
並んで座る事が出来ます

言葉通り「お茶会に参加」出来ちゃう素敵な場所です


















9/23/2014

We'll try to walk, As Carroll. [Chapter4]

キャロルが11歳の時、父の栄転に伴って13人の大家族はDaresburyからCroft-on-Teesに引っ越してきました

Croft-on-TeesというNorth Yorkshireにある小さな村で
古い川と小さな教会、そして小さなホテルがあるかわいらしい村です

























 St Peters Churchの墓地には、キャロルの両親が今も眠っています。































この教会のレリーフは
「チェシャネコのモデルになった!」
と言われているもの

確かに、似ているかも・・・



 


子どもたちの描いたチェシャネコのイラストもありました
























父親の栄転に伴い、大家族は結構裕福に暮らしていたようです

こちらが、キャロルが幼少期にすごした牧師館
現在も人が住んでいます

手前の木は、チェシャネコのいる木のモデルになったとかそうでないとか…?



Croft-on-Teesの”Tees”は川の名前

この古い橋は、ずーっと昔からあるそう。
キャロルもここを通ったのかも?

























12歳になったキャロルは、クロフトから15キロほどの距離にある
Richmond Grammar School(私立の寄宿学校)へ入学します
この学校は残念ながら跡地となっています

ここでの二年間は総じて楽しいものだったらしく
校長先生がキャロルを褒めてくれた手紙を、キャロルの父は大切に持っていたようです


教会は姿を変えず健在です
街々に教会があり、生活の中に息づいている事を
その場所に立つと改めて感じます

先月渡英の際、訪れてらっしゃった吉本様より
最新の画を頂戴しました






















(撮影:吉本和弘様 09/2014)



Croft-on-Teesより、50キロほど南下した場所に位置するRipon村の大聖堂の礼拝堂付司祭となったキャロルの父は、たびたび子どもたちを連れてRiponの大聖堂へ向かったそうです
こちらにはとて大きくて美しい大聖堂があります



その2年後、14歳になると今度は英国で最も古い学校の一つであるRugby Schoolへ入学します。Rugby(ラグビー)というスポーツの語源になったこの学校は荒々しい気風が特徴で、おとなしいキャロルは苦しい3年間を送ったそうです


今回の英国の旅では3/19(木)3日目に
Croft-Richmond-Ripn-Rugby
と個人旅行では中々巡る事が難しい地を回ります

また、Croft-on-tees, Richmond, Riponでは
現地在住の英ルイス・キャロル協会会員様によりご案内とお話の
お時間を頂ける事になりました
本では知る事の無かったルイス・キャロルをこの日知る事が出来そうです
(※都合により多少変更のある場合がございます)


※全て貸切バスでの移動となります
※通訳ガイドが同行してございます



9/22/2014

We'll try to walk, As Carroll. [Chapter5]

1850年、18歳のキャロルは父の母校であるオックスフォード大学のクライストチャーチに入学します

オックスフォードと言えば
現在はハリーポッターの映画の撮影に使われた場所でも有名な大学ですね!





ショーウィンドウにドビーを発見






今も昔も学生の街です

数学の試験で優秀な成績を収めたキャロルは
数学の教授として生涯のほとんどをこのクライスト・チャーチで過ごすことになります

キャロルがアリスと出会ったのも、このクライスト・チャーチ内でした







クライスト・チャーチのお向かいにAlice Shopがあります
様々なアリスグッズを取り扱っています

こちらには、実は鏡の国のアリスに出てきた「Old Sheep Shop」のモデルになったお店がありました






ドアの位置と窓枠の位置、鏡あわせにすると似ていませんか?



 


近所にあるCafeLocoは、不思議の国がアレンジして描かれた内装
店内ではMad HatterのAfternoon-Teaが楽しめます!

































またクライストチャーチから500Mほど行ったところにある
モードリアン寮には鹿公園があります




9/21/2014

We'll try to wark, As Carroll. [Chapter6]


クライスト・チャーチは1525年
トーマス・ウォルゼイ枢機卿により設立


大聖堂を背にして中庭を挟んで見えるはトム・タワー
1681年にクリストファー・レン卿により設計されました

イングランド最大の鐘『グレート・トム』が収容されており
毎晩9:05に101回鳴るそうです
当時は学生が101人しかおらず、この時刻以降の外出が禁止されていたのが始まりとの事
(大聖堂で頂いた”クライストチャーチの歴史”より)

























中庭を正面に見て左手に進みます
































天井を見上げると見覚えのある場所






















ハリーポッターと賢者の石ではこの階段を上った先に
組み分け帽をかぶったあの広間があります

撮影で使用された事もあってか訪れた年は混雑しており
食堂へは整理券で別の時間に入場できるシステムになっていました


暖炉にステンドグラス
と見どころが沢山あったのですが、随分手前に立ち入り禁止のチェーン
ハリーポッター効果に滞在時期が夏とあって
混雑によるトラブルを防いでいたのだと思います



食堂の壁には卒業生の著名となった方々の肖像画が所狭しと飾られています






























その中にキャロルの姿もありました
こちらもチェーンで区切られたスペース
うんと背伸びしてご挨拶






























9/20/2014

We'll try to walk, As Carroll. [Chapter7]

ロンドンから電車で3.40分程
Guildfordにキャロルは妹と叔母たちの為に購入した
チェスナッツ屋敷があります























以前は門柱に記念碑があった様ですが
ありませんでした

屋敷からキャッスル・ヒルのゆるい坂道を行くと
ギルフォードミュージアムがあります























日曜日はお休み
訪れる際は要注意です

中には美しいアンティークレースが沢山飾られた部屋があったり
興味深い物で溢れていました

廊下のベンチに座ると目の前には・・・























キャロルと妹たち家族の遺品
2冊の”アリス”に手紙も飾られていました


















街の中心部とは少しずれているので
静かに館内で時を過ごせます